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はなのいる日々

今日ではなが旅立ってからちょうど4ヶ月。毎月3日が月命日です。
はなが虹の橋を渡ってしばらくの間は心にぽっかりと穴が開き、外に出るのも億劫でした。闘病中はほとんど涙も流さず乗り越えられたのに、はなを失った喪失感は想像以上でした。

寝たきりになってから寝返りをうたせていた夜中の3時に毎晩目が覚めるのも辛かった。モウ、ハナハイナイノニ・・・。夫を起こさないようにそっとベッドを抜け出し夜が白々と明けていくのをソファに横になって待ちながらぼんやりした頭で「はな」と小さな声で呼んでみる。ひょっとしたら天国のはなに聞こえるかもしれないなんて思ったりして。
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そんな他の人から見たらおかしく思える行動もはなの死を受けいるのに必要な過程だったのだと思います。人ぞれぞれに方法も続く長さも違うけど喪失感を乗り越える為にもがかなくてはいけない時期があるのでしょう。
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でも、ふと気が付けば私は毎日、毎日はなに話しかけているのです。心の中でだったり声に出していたりと様々だけど。最後の瞬間までたくさんの事を教えてくれた事。視線を交わす事で言葉以上の心の会話が出来る事。蘇る記憶はどれも胸にしみじみと染み渡るのです。しでかしたイタズラを思い出し、気が付けばクスッと笑みさへこぼれています。

そして、こう思うのです。「心の中で生きているってこういう事なんだなぁ」と・・・。
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【メラノーマの為に抜けてしまったはなの歯】
はなが二つ大きな息をして私の腕の中で旅立った瞬間は一生忘れる事がないと思います。「はなが死んじゃう」とおろおろ泣きながら命が消えて行く彼女の体を抱きしめ、なすすべもなくただ見届けるしかなかった自分の姿を思い出すと今でもちょっと辛い。もう少ししっかりと見送れればよかったのにという後悔で胸が痛むのです。
でも14年間を懸命に生きてきた彼女の魂が体の終わりと共に跡形もなく消え去ってしまうのはなんとなく不思議です。「魂があっさりと消えちゃう方がヘンだよなぁ」って気もするのです。
神様の元へ旅立ったのか、魂が宇宙の一部になったのか正直私には分からない。
だから時々「はーちゃん、どこにいるの~?」って心の中でつぶやいてみるのです。

聞こえる返事は返ってこないけど、全然気にしない。不思議は不思議なままだけど全然気にしない。だってはなは確かに私の心の中で生きているから。その事に気がつけた喜びで今は心が満たされているのです。
だから私は今日もはなの体がこの世にあった時と同じように彼女と言葉を交わすのです。深い深いありがとうの気持ちと共に。

さぁ、すずと散歩に行くけどはなも一緒にどう?

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コメント

お元気ですか?すずちゃんもかわりないですか?
いつも拝見しながら、救われてます。
腫瘍科獣医に6月時点で9月には顔が倍に腫れると
言われ覚悟してましたが、今のとこ口を閉じてれば
分からない状態です。食欲もあり、泳ぐし、走ります。獣医も「何か不思議な力としか言いようがない」と
ただ口の中が見えると何と表現したらいいのか?
心臓を握りつぶされるような気持の繰り返しです。
 でもstellaさんを見習い、2ワンを前を向き
見守っていこうと思ってます。

ただ最近、見守ってるつもりが、見守られてるのは
私の方なのでは?と感じることが多々(汗)

投稿: バナナ | 2013年10月11日 (金) 10:05

♪バナナさん♪
バズくん、ゆっくりマイペースを維持している様で本当に何よりですshine
メラノーマは進行の速さや見た目に表れる症状にも気が滅入る事ばかりですよね

でも元気で食欲や意欲がある限りはバズ君は「命をエンジョイ中」だという事なんだと思います♪
ワンコは病名やら余命やら人間があたふたする次元とは全く違う所で自分達の命を感じあるがままに受け入れているのではないでしょうか。

はなも慢性腎不全や副腎の腫瘍、そしてメラノーマと医学的に見ればもっと「辛い状態にあるべき」数値ばかりでした。
でも本人は案外ケロッと元気でした(*^-^)

主治医の先生がある日「今日から僕ははなちゃんをメラノーマだと思う事はやめにします。」って言ってくれました。もちろん、医学的な観察やフォローはしていくけれど、今日を穏やかに安らかに過ごす事ができればそれが最善の治療だと考える事にしたのです。
私も気がつけばメラノーマの事をネットで調べたファイルも削除し、「はなが今日を自身の為に生きる」事を最優先に考えるようになっていました。

顔が腫れて膿が出てきちゃったり痛みが出たらその都度対処をしてくよくよしないようにと自己暗示をかける日々でした(^_^;)

はなが亡くなってから色んな事を考えさせられています。これもはなが残してくれた財産だと思って感謝せずにはいられません。

バズ君がしっぽを振ってご飯も食べている限りは全然大丈夫shine
バズ君はちゃ~んと全部分かっていると思います。そうして必要な事を全部サインで出してくれているはずです。バナナさんはそれを見逃さないように受け止めていれば、バズ君がちゃんと導いてくれるから安心して毎日を愛おしんで過ごして下さいね。

バス君に見守って貰っている事に気がつけているバナナさんだから絶対に大丈夫です。
私なんか実ははなに見守られていたんだと気がついたのは彼女が虹の橋を渡ってからでしたもの。

長くなってしまいましたが、穏やかで健やかな日々を心からお祈りしていますね。

投稿: Stella | 2013年10月11日 (金) 11:41

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