« 元気です | トップページ | だ~れ? »

はなが教えてくれた事

はな、享年14歳。
旅立ってからもう少しで2ヶ月になる。想像以上の喪失感に戸惑いながら浮いたり沈んだりをくり返し、ようやく水面にきらめく日の光が見える所まで浮上してきた様な気持ち。随分と長い間苦しかった気がするのに、まだたったの2ヶ月しか経っていないんだなぁ。遠い日の出来事のようでもありながら、今でも私の腕にははなが旅立った瞬間の彼女の体の重みがくっきりと残っている。
Photo_2
【はな、12歳の時】

少しずつブログの過去記事も読み返せるようになった。元気だった頃のはなの写真も見られるようになってきた。毎日、毎日心の中ではなとの楽しかった日々を反すうしている。懐かしく幸せな気持ちで・・・。
毎日、毎日心の中で「はーちゃん」って呼びかけている。 そして彼女が与え、教えてくれたことの深さに心が震え感謝の気持ちで体中が満たされる。

私が右往左往しながらもはなの病気を受け入れ見送れたのは、はなが「死」を全く恐れていなかったから。日に日に透明感を増していくはなの目は、まるで自分の亡き後の私を心配し成長を見守るかのような慈悲にさえ溢れていた。
Photo_3
【旅立ちの4日前】

はなは天から与えられた命を全うする意味をちゃんと分かっていた。
少しでも抵抗しようとジタバタする私を温かく見守りながらも、「死」を静かに待ちたいという自分の意志を頑として曲げずに最後まで貫き通した。
だから私ははなが自分の旅立ちが少しでも自然で穏やかであるように準備をしているのだと必死に納得し、決して彼女の邪魔にだけはなるまいと決心したのだった。はなの導きがあってこそ寄り添いながら共に「その日」を待つことが出来たのだと思う。寂しさと不安で心は千々に千切れるようだったけれど、同時にこれ以上ないほどの穏やかで幸せなひとときでもあった。

本当はこっそり、たくさん泣いた。
弱気になって友達にもたくさん助けて貰った。
出来るだけたくさん寄り添った。
たくさん、たくさんお喋りをした。
そして、はなのこの世の最期の瞬間をこの目で見届けられた。

これ以上、何を望めよう。
だから私ははなの生まれ変わりを信じない。
はなのクローンも欲しない。
例えもう一度会わせてあげると神様が言ったとしても「いいえ」と断ろう。

だって、はなはなとしてこの世での命を立派に全うしたのだから。
はなが生きた証の最後のその時を私が受け止めないでどうするのだろう。

はながいて、私がいて、家族がいて、幸せな時間を共有できた。
それだけで十分。
「心の中で生きている」という事の意味をしみじみと味わいながら過ごす毎日。

「ありがとう。大好きだった。そしてこれからもずっと。」それ意外に言う言葉は見つからない。あなたと過ごせて私達家族は本当に幸せだった。
はーちゃん、本当にありがとう。

|

« 元気です | トップページ | だ~れ? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 元気です | トップページ | だ~れ? »