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気持ち次第で

はなの診断結果が書かれた紙にはこう書いてありました。

【診断】
悪性黒色腫

【所見】
遊離性の多角形の単核細胞が非常に多く、暗青色の細顆粒(メラニン)を含む細胞が多い。細胞は多形性で核の大小不同があり核小体をもつ細胞も多い。

【付記】
多角形を示す遊離性の多角形細胞がほとんどであり、メラニン顆粒を含む細胞が多く見られる。悪性黒色腫(メラノーマ)です。早期の摘出が望まれます。

今、読んでもよく意味が分からない(^_^;)
何か最悪の物ができてしまったって事くらいしか分からない。
まるでたちの悪い呪文が書かれているかのようなこの紙を手にしたまま「先生、やっぱりQOL優先でいきたい。免疫療法とかなるべくストレスにならない治療は色々試したいけど、あとは緩和治療で症状に合わせてその都度、対処していきたい」と伝えました。

この気持ちは余命の期限を過ぎた今も全く変わっていません。
ひとつ吹っ切れた事と言えば「積極的な治療をせず、癌も体の一部と考え共存していく」という選択も場合によってはありだと思えるようになった事でしょうか。
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私達の庭を作って下さった造園家さんのお父様が末期癌の緩和ケア施設(ホスピス)を開業なさっていました。今まで自分が選んだはなとの向き合い方をどう表現していいのか分からずに漠然とした不安を感じていました。でもそのお話を聞いて目の前の霧が晴れたようなすっきりとした気持ちになったのです。

そうだ。我が家ははなのホスピスだって思えばいいんだ(*^-^)
今のはなにとってはこれもありなんだって・・・。
私ははなを痛みや苦しみから遠ざける方法を第一に考えて、彼女が出来るだけ変わらない日常を送れる事に専念すればいいんだって。
すずだって、誰に何を教わらなくても「遠慮するところ。今まで通りにするところ」のさじ加減をちゃんと分かっている。
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犬の年齢や病気の種類、様々な状態に応じて飼い主さんがベストだと思う方法がきっと見つかるはず。最初は途方に暮れてパニックになって闇雲に色々な方法を探しあぐねるかもしれない。でも少し落ち着いてきた頃にゆっくりと愛犬と相談すればその子が何を望んでいるのかふと分かる瞬間がきっと訪れると思います。

私も最期まで気持ちを強く持っていられるか分からない。正直、不安だらけです(^_^;)
でもこの瞬間もはなの命のロウソクは少しずつ短くなっているには違いないけれど、その火がかすかに揺らいで消えるような最期であれば、そしてその瞬間に立ち会えればこれ以上の事は何も望まない。今は自分にそういい聞かせている毎日です。

今日も平凡で穏やかに過ぎた一日の終わりに「ありがとう」♪
明日も今日と同じありふれた一日でありますように(*^-^)

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