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2013年3月

はなちゃんの春

新しい庭ができてからはなは一日に何度も庭に出たがります。
気ままに散策して疲れたらちょっと一休みをくり返して・・・。
そして時折、凛と顔を上げて風に運ばれてくる香りと会話をしているかのような仕草をするのです。
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その穏やかな仕草が次の春にはもう会えないのだと悟り名残を惜しんでいるかのように見えて胸の奥がチクンと痛みます。
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でも、メソメソなんかしないんだよね。はなすずも私も('-'*)
春の日だまりの中で3人並んでデッキに腰掛けながらありふれたお喋りをしてるんだよね。毎日、毎日、3人でshine
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木々の新芽が日に日にほころんで可愛らしい若葉が顔を出していく様が砂時計の砂がこぼれていくのと同じに見えて切ない気持ちになる。でも一方で「生きている不思議 死んでいく不思議 花も風も街も みんな同じ」(「いつも何度でも」~「千と千尋の神隠し」より)って言葉の意味が今までより少しだけ分かる様な気がしています。

命の流れに逆らわない、あらがわない。「ソレッテ ドウスレバイイ?」時折、不安に揺らぐ私の心に反してはなはもう答えを知っているように思います。きっと最期まで色んな事を私に教えてくれるんだろう。
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はなの肺にぼんやりと写っている牡丹雪の様な影はまた少し大きくなっていました。
やっぱり転移・・・なんだね。分かってはいるけど切ないね。
はな、大丈夫?」なんて聞かないよ。「はな、大丈夫だからね」って最期まで苦しくないように私が守るから。転移のくせに月明かりに浮かぶ牡丹雪の様にほわっとした姿の「それ」を見ながら静かに誓ったある春の一日でした。

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気持ち次第で

はなの診断結果が書かれた紙にはこう書いてありました。

【診断】
悪性黒色腫

【所見】
遊離性の多角形の単核細胞が非常に多く、暗青色の細顆粒(メラニン)を含む細胞が多い。細胞は多形性で核の大小不同があり核小体をもつ細胞も多い。

【付記】
多角形を示す遊離性の多角形細胞がほとんどであり、メラニン顆粒を含む細胞が多く見られる。悪性黒色腫(メラノーマ)です。早期の摘出が望まれます。

今、読んでもよく意味が分からない(^_^;)
何か最悪の物ができてしまったって事くらいしか分からない。
まるでたちの悪い呪文が書かれているかのようなこの紙を手にしたまま「先生、やっぱりQOL優先でいきたい。免疫療法とかなるべくストレスにならない治療は色々試したいけど、あとは緩和治療で症状に合わせてその都度、対処していきたい」と伝えました。

この気持ちは余命の期限を過ぎた今も全く変わっていません。
ひとつ吹っ切れた事と言えば「積極的な治療をせず、癌も体の一部と考え共存していく」という選択も場合によってはありだと思えるようになった事でしょうか。
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私達の庭を作って下さった造園家さんのお父様が末期癌の緩和ケア施設(ホスピス)を開業なさっていました。今まで自分が選んだはなとの向き合い方をどう表現していいのか分からずに漠然とした不安を感じていました。でもそのお話を聞いて目の前の霧が晴れたようなすっきりとした気持ちになったのです。

そうだ。我が家ははなのホスピスだって思えばいいんだ(*^-^)
今のはなにとってはこれもありなんだって・・・。
私ははなを痛みや苦しみから遠ざける方法を第一に考えて、彼女が出来るだけ変わらない日常を送れる事に専念すればいいんだって。
すずだって、誰に何を教わらなくても「遠慮するところ。今まで通りにするところ」のさじ加減をちゃんと分かっている。
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犬の年齢や病気の種類、様々な状態に応じて飼い主さんがベストだと思う方法がきっと見つかるはず。最初は途方に暮れてパニックになって闇雲に色々な方法を探しあぐねるかもしれない。でも少し落ち着いてきた頃にゆっくりと愛犬と相談すればその子が何を望んでいるのかふと分かる瞬間がきっと訪れると思います。

私も最期まで気持ちを強く持っていられるか分からない。正直、不安だらけです(^_^;)
でもこの瞬間もはなの命のロウソクは少しずつ短くなっているには違いないけれど、その火がかすかに揺らいで消えるような最期であれば、そしてその瞬間に立ち会えればこれ以上の事は何も望まない。今は自分にそういい聞かせている毎日です。

今日も平凡で穏やかに過ぎた一日の終わりに「ありがとう」♪
明日も今日と同じありふれた一日でありますように(*^-^)

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新しい庭

年明けからスタートした新しい庭造りが2月の下旬に完成しました。
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冬の枯れ木立の雰囲気もまた風情があるけれど徐々に春の息吹が感じられる庭に変化しつつあります。
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葉っぱが出ていない今の季節、庭全体を写すとお隣の家々が丸見えになってしまい申し訳ないので、それはもう少し先のお楽しみに取っておこうと思います。
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はなすずも大喜び♪
すずは穴を掘ったり、転げ回ったりして楽しそう。はなも一日に何度も庭に出たがります。Photo_4
はなが自力で歩けるうちにとタイトなスケジュールでお願いしたにも関わらず造園、窓の拡張、フェンスの設置など、今回の庭造りに携わって下さった全ての皆さまが全力で最高のお仕事して下さいました。

はなに何よりの活力を与えてくれているように感じています。
すずはますます笑顔の似合うお転婆娘になっています。
日に日にふっくらとしていく新芽や花芽を眺めていると、今までは憂うばかりだった過ぎていく時間も愛おしい気持ちで受け入れていけそうな勇気が湧いてきます。

みんな、みんな、ありがとう。

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窓の拡張

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はな、おばあちゃん度倍増のこの感じ。
なぜなら・・・。
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新しい庭が家の中からよく見えるように&出入りが出来るように拡張中だから(*^-^)
小雪がちらつく寒~い日の撤去作業だったので家の中も寒かったのですsnow
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5年前に我が家を立てて下さった業者さんにお願いしました。
はながまだ自力で歩けるうちにここから庭に出たり、窓辺で庭を眺められるようにという私達の希望を叶えるため、急なお願いだったにも関わらず快く引き受けて下さいました。
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「あれれ?窓が大きくなったよ」
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「なんかいい感じ♪」
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「あそこから外に出てもいいの?」
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はなチェック(^_^;)
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作業中、はなすずはずっと興味深そうに職人さん達の側に張り付いていました。
時々「ごめんね、ちょっとどいてくれる?」って優しく声を掛けて貰いながら('-'*)
「ここから出ちゃダメだよ」という言いつけをちゃんと守り、イタズラもしないで穏やかなはなすず。これって当たり前の様でいて本当ははなすずも「とってもエライんだよ」って褒めてあげなくちゃいけないね。
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外から見たらこんな感じだった作業中。
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出来上がったらこんなに開放感のあるステキな窓に仕上がりました。
今週末にはカーテンも出来上がって来る予定です。

庭もウッドデッキの仕上げを除いて完成しました(*^-^)
庭の様子はまた次回にshine

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