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向き合うということ

はながメラノーマだと告知を受けてから3ヶ月近くになります。
全く予想もしていなかった事でした。まだたった3ヶ月なのにもっともっと時が過ぎたような気がしています。
一方で頭の片隅では「いつかは腫瘍になるかも」と漠然とした心づもりはしていました。でも、それが現実に目の前に突きつけられた時、一瞬、この世の音が全て消え去り、時が凍り付いた感じがしました。

ショックで震える心を大急ぎで見えない箱に放り込み、体の奥の深い所に投げ入れ沈めました。「大丈夫、大丈夫。私は泣かない。動揺しない。毅然としなくちゃ。」って言い聞かせながら。そうでもしないと冷静に向き合えない気がしたのです。
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でも、帰宅するや否や私もきっと多くの人がそうするように、ネットで情報をかき集めました。余命宣告を受けてからの寿命。治療方法や飲んでいるサプリ。食事内容。飼い主さんが必死にそれぞれの方法で愛犬の病と向き合う姿にこれからの自分を重ね不安と決意とが交錯するばかりでした。

サプリや治療方法で取り入れられるものは参考にさせて頂き、主治医の先生とよく話し合いはなに負担を掛けない程度のペースを掴んだ今は全くメラノーマに関する検索をしていません。

ネットにはありとあらゆる情報が溢れています。
何を選んでも、またそれと反対の方法を選択している人がいるものです。
よく考えて手術や放射線を選択しなかったはずなのに、最先端の治療を受けている方の記事を読み「自分ははなを見捨てているの?」と動揺する。免疫力アップを目指し全てを手作り食にしている方の記事を読めば、変わらずにドッグフードを食べさせている自分が手を抜いているようで後ろめたい気分になる。またはなのように「おまけの人生」に入っている場合と若くして病に冒されてしまった場合とは飼い主さんの心持ちも随分と違うかもしれません。

心をしっかりと持たないままネットの情報に頼れば、自分を見失い何を選んでも間違っているような気分に陥りかねません。愛犬との残された貴重な時間をそんな気持ちで過ごす事ほど勿体ないことはありません。

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結局、何を選択するのかは全て自分の意志です。
毎日、自分の犬と向き合っている飼い主が悩みながらも自分の責任で選ぶ他にないのです。どの飼い主さんも愛犬によかれと思い深い愛情から選択しているのです。だから私は、飼い主さんが何を選んでもきっと「それが正しい」のだと思います。

そして友人が言っていたように「どんなにやり尽くしても、もっとこうしていれば・・・」と後悔するものなのだと思うのです。
もし後悔に浸りどよよんと落ち込む事があるとすれば、それははなを見送ってからにしようと思います。少し腫れてきたはなのほっぺたにメラノーマの存在を意識しない日はないけれど、今ははなが「な~んだ。今日も普通の一日だった」と眠りにつければ私はそれでいい。

この先、想像以上の事態に慌てふためく日が来るかもしれないけれど、それはその時に最善と思える選択ができればよしとしよう。
この記事を書きながら、愛おしい相棒達の病と向き合っている全ての飼い主さんに「自分の選んだ道を信じて今日を大切に過ごそう」と心から願わずにはいられません。

正直、時々ちょっと弱気になる事もあるはなすず母さんの独り言です(*^-^)

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コメント

Stellaさんの気持ち、とても解ります。

ココとさくらを看取った私にも、自分のしてきた事が最善を尽くしたのかと、悩み自分を責めた時もありました。

でも、暖かい部屋で傍にいて話をしてあげる事、寂しい思いをさせない事、それだけで、はなちゃんもすずちゃんも幸せに感じているはずです。

きっとココもさくらもそう感じてくれていたと信じています。


投稿: 游美 | 2013年2月17日 (日) 20:59

♪遊美さん♪
今は「気持ち分かるよ」って言って貰えるだけで、安心して勇気づけられて涙がこぼれそうな気分です。

このまま予想を裏切って長生き出来そうな前向きな気持ちでいられる時。静かに眠る姿に息を引き取った姿が重なって不安になる時。
交互にやってきてオロオロしちゃうよね。

でも、迷った時ははなとすずが「安心」していられるかどうかを基準に考えれば選ぶべき道は見えてくるのかなぁと思っています。

最後まで「大丈夫だよ」って力強くいってあげられる逞しい母さんでありたいです(*^-^)♪

投稿: Stella | 2013年2月17日 (日) 21:47

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